ようやく元気トリップ話が終わったところなのですが。

11月19日に、
大・大・大尊敬するビル・ストリックランド氏
五井平和賞を受賞して日本で一般向けに講演するという
自分としては超・超・超大きなイベントに参加したのでその記録を記します。

教育とかアート、心のケアみたいなものに興味のある方、
もしよろしければお読みください。

~~~

前置き。

ビル・ストリックランド氏は、
スラムで生きる希望を失った子どもたちに対して、
アートの力を使って「尊厳」を取り戻させた人物です。
さらに、職業訓練のセンターで、
貧しい人に最先端の技術を身につけさせて、
貧困のスパイラルからの脱出も支援しています。

以下、フォーラムの案内より拝借。

無題

~~~

五井平和賞は五井平和財団というところが贈っている賞なんですが、
日本に住んでいるにも関わらず財団の存在を知らなかった私。
ビルのHPで知りました(笑)。

五井平和財団フォーラム「希望の輪を広げる」にて
記念講演があると知ったのが6月。
チケットは発売当日に買い、わくわく待っておりました。

会場である銀座ブロッサムに行ってみると、11列目までが招待者や関係者のお席。
開場時間に若干間に合わなかったので、14列目センターブロックに座りました。
家から持参したビルの著書『あなたには夢がある』(参考:2009年の20冊)の
線を引いたところを再読しつつ開演を待ちます。

たぶん年次総会的な意味合いが強く、賛助会員とかが多いのか、
誘導の方と声をかわすおばさま方が多く、あんまり若い方が見えません(汗)
確かに、すごく平和に興味があるとか、私のようにビルのファンとか、
ビルを尊敬する社会起業家さんとかでないと行こうと思わないかも。

最初に理事長からご挨拶があり、
3.11があった今必要なのは「夢」と「希望」「立ち上がる勇気」ではないかという話、
ピースポールやユース国際会議(的なもの)の開催など活動内容の話を聞きました。

各国から大使が来ていたり、
福田元首相夫妻や田坂広志さんもいらしていました。

そして、五井平和賞の表彰。
長身のビルが!!! 本物だ!!!! ←テンションMAX

日本に来ているからなのか、
正面で手を合わせてお礼をするしぐさがちょっとかわいらしい…。

~~~

講演のタイトルは、「不可能を可能にする」
これは著書の原題 "Make the impossible possible" と同じです。
スライドでたくさんの写真とともに講演してくださいました。

感想としては…
熱い! ビジョナリー!!!

自分のメモから気になったところを記します。
ただ、同時通訳で聴いたフレーズのメモを組み直しているので
正確ではないところもあるかもしれません。


高校生のときに、ロス先生のおかげで陶芸と出会った。
偶然と愛情によって、希望に向かって歩き出せた。


自分と自分の周りの環境を良くしていく。
物理的な環境が人を良くする。

今いるところで、より良い環境はつくれる。
どこかにいく必要はない。


心のガンをいやす。
そのために必要なのは、水と花、太陽の光、美味しい食べ物。

貧しさによって、気持ちが暗くなり、人は太陽を見ることすら忘れてしまう。
太陽がさんさんと注ぎ込む場所がいる。
いたるところに生け花を置き、毎日交換する。


アートが救いにつながる。


私たちのセンターでは、
貧しくて美味しいものを食べたことのないような人たちが、10カ月でコックになる。

能力があるはずがない、
想像力などないに決まっていると言われていた人たちが、
素敵なフラワーアレンジメントをつくるようになる。

6カ月のトレーニングで薬剤師になれるし、
12カ月のトレーニングで化学技師になれる。
デジタル映像処理を学ぶこともできる。
蘭の育て方も無料で学べる。

人間らしくいられる環境があれば、行動は変わる。
無理だと思うような技術でも習得できる。
魂が良ければパフォーマンスも良くなる。


センターの中はアートにあふれている。噴水も必ずつくる。
自分で言うのは恥ずかしいが、すべてのセンターが美しい。

「こんな建物が自分たちのためのものであるはずがない」という先入観が
「自分は、こんな素晴らしい場所にいる価値がある」
に変わる。

犯罪がはびこる街中にあり、防犯カメラもないセンターだが、
一度もモノが盗まれたことはない。警察を呼んだこともない。


環境を整えることと、チャンスを与えることが大切だ。
センターには、陶芸の個展を開くスペースがあり、
大々的に盛り上げる。

最近は、個展を開くと親が足を運ぶ。
子どもがセンターに通うことの意義が伝わってきている。
そのため、親向けのリクルーティング活動も行うようになった。


ミュージックホール。スタジオ。


子どもには何の問題もない。
学校制度に問題があるだけ。

so gifted


アメリカ中に同様のセンターを建てる法案の準備が、超党派で進んでいる。
共和党か民主党かなどという問題ではない。
これは、人間であるかどうかの問題なのだ。


私はすごく急いでいる。
なぜなら、地球も子どもも崩壊してきているからだ。

この問題は、私たちの子どもが生きている間に解決できる。


自分に最適なように世界はつくられていない。
つらいときもある。
投げ出したいときもある。

私にも、そう感じることがあった。
そんなとき、ダライラマは私に言った。

I am with you in your journey.

言葉ではなく寄り添うこと。
それが大きな力になる。


私の行っていることは正しいと確信している。
人生をかける。

~~~

本読んで当然のように知っているところはメモ取ってないのですが、
最後の方なんて、あまりのパワーに泣きそうになった

日本について言及したんだけど、
そこだけは書かずに自分に留めておく。

単に、同時通訳が中途半端で(というか自分の同時通訳の聞きとりが中途半端で)
「そういう意味に取ってもいいのかしら?」と
自信がないからでもあるんだけれど。

次回はトークセッション編を書きます。
ビル氏のみならず、他の方の発言も素晴らしかったです。

つづく